田辺ファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役CEO:原田明久、以下「田辺ファーマ」)は、米国子会社であるタナベ ファーマ アメリカ(Tanabe Pharma America, Inc.)が、光線過敏症(日光曝露による激しい疼痛を含む)の既往を有する赤芽球性プロトポルフィリン症(EPP)およびX連鎖性プロトポルフィリン症(XLP)の適応症で開発中の経口剤MT-7117(一般名:dersimelagon、デルシメラゴン、選択的メラノコルチン1受容体作動薬)について、グローバル開発および販売権を含むすべての権利をLEO Pharma(本社:Ballerup, Denmark、CEO:Christophe Bourdon、以下「レオ ファーマ」)へ譲渡する契約を締結しました。

 

田辺ファーマ代表取締役CEOの原田明久は「本契約は田辺ファーマにとって非常に意義深い成果であり、デルシメラゴンの優れた価値、そしてこの重要な医薬品の開発を推進してきた田辺ファーマチームの卓越した取り組みが強く裏付けられたものです」と述べています。「レオ ファーマは、皮膚科領域および希少疾患において長年の実績と高い専門性を有しており、デルシメラゴンがEPPおよびXLP患者さんにとって初の経口治療薬となる可能性をさらに高める最適なパートナーであると信じています。この合意は、田辺ファーマが独自性のあるサイエンスと緻密な臨床開発を、患者さんやステークホルダーの皆さまにとって意義のある価値へと結びつけられる私たちの力を示しています。また、田辺ファーマが日本を基盤とした戦略領域への投資に向けて財務面・戦略面の柔軟性を高めることにもつながります。」

 

レオ ファーマCEOのChristophe Bourdonは「デルシメラゴンは、顕著なアンメットニーズを持つ患者さんへ特化した医薬品を届けるという私たちの戦略と高い親和性を持つ、希少疾患治療に対する非常に魅力的な後期開発候補品です。第3相INSPIRE試験の良好な結果は、デルシメラゴンがEPPおよびXLPの初めての経口治療薬となる可能性を示しており、患者さんの生活機能の向上というメリットをもたらすことを裏付けています。田辺ファーマが築き上げてきた科学的基盤や、このプログラムを推進してきたチームの方々の献身的な姿勢に深い感銘を受けています。田辺ファーマ、試験責任医師、患者団体、規制当局と緊密に連携し、この重要な新規治療法をEPPおよびXLPの患者さんへお届けできるよう尽力してまいります」と述べています。

 

デルシメラゴンは、田辺ファーマが初期研究からグローバルな臨床開発まで一貫して創製・開発した経口投与可能な新規の合成非ペプチド性低分子化合物です。本剤は、米国食品医薬品局(FDA)よりファストトラック指定およびオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定を受けており、これは田辺ファーマの統合的かつ一貫した研究開発力と、卓越したサイエンスを患者さんのための革新的な医薬品に結実させてきた長年の実績を反映しています。

 

なお、デルシメラゴンは新薬承認申請(NDA)を6月30日に米国食品医薬品局(FDA)に提出しており、田辺ファーマは、引き続き米国での承認取得に向けて取り組みを進めます。また、現在進行中の臨床試験は予定通り継続され、適切な段階でレオ ファーマへ移管される予定です。

 

田辺ファーマは本契約の締結に伴い、一時金および直近のマイルストーンを合わせて最大4億3500万米ドルを受け取り、さらにその後のマイルストーン達成時の追加支払いおよび販売額に応じた段階的ロイヤリティを受ける予定です。本契約により得られる資金を日本市場への再投資に充てることで、導入や研究開発を通じたパイプラインの拡充を進め、日本事業基盤のさらなる強化を図ります。

 

田辺ファーマの本契約における財務アドバイザーはEvercoreおよびBank of America Securitiesが務め、法的アドバイザーはRopes & Gray LLPが務めました。

 

田辺ファーマは、「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」をMISSIONに掲げ、希少疾患を含むアンメット・メディカル・ニーズに応える医薬品を、自社研究開発や他社等とのパートナリングを通じて患者さんへ届けることに取り組んでいます。

田辺ファーマについて

田辺ファーマ株式会社は、「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」をMISSIONに掲げ、日本を事業基盤とする製薬企業です。1678年の創業以来、340年以上にわたり培ってきた知見と信頼を礎に、R&D、事業開発および戦略的パートナーシップを通じて、アンメット・メディカル・ニーズに応える革新的な医薬品を創出し、患者さんのより良い未来に貢献することをめざしています。
詳細は、https://www.tanabe-pharma.com/をご覧ください。

LEO Pharma(レオ ファーマ)について

レオ ファーマは医療用皮膚科領域のグローバルリーダーです。私たちは皮膚の健康のための革新的なソリューションを提供しており、医療の分野で画期的な薬剤を生み出してきた100年の経験を基盤としています。人々の生活に根本的な違いをもたらすことに取り組んでおり、幅広い治療薬のポートフォリオを通じて、毎年70カ国以上で約1億人の患者さんにサービスを提供しています。レオ ファーマは、主要株主であるLEO Foundationと、2021年以来のノルディック・キャピタルによって共同所有されています。本社はデンマークにあり、世界中で4,300人のチームを擁しています。私たちは共に、皮膚を超えた広がりをめざしています。詳細については、www.leo-pharma.comをご覧ください。

お問い合わせ先

田辺ファーマ株式会社 広報部 コミュニケーショングループ
TEL:06-6205-5119