代表取締役CEO原田　明久

田辺ファーマは、1678年に大阪の道修町で「たなべや薬」の製造販売業を開始して以来、340年以上にわたり世界中の患者さんに数多くの医薬品を届け、医療従事者、患者さんとそのご家族などのステークホルダーからの高い信頼を得てきました。

「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」これが私たちのミッションです。
医療は科学の進歩と共に、先進的な治療法が開発され、今まで治癒できなかった病気の新しい治療法を確立できるようになります。製薬企業にとっての「貢献」とは、科学に基づいた新しい治療法を確立し、それを社会実装して患者さんに貢献することです。
その一方で、科学が進歩すればするほど、未だ満たされない医療ニーズが存在することも明らかになってきました。この未だ満たされない医療ニーズに対しても我々が貢献することが出来るということは、製薬の仕事は科学の進歩とともに無限大に広がっていくということです。これが他の業種と異なる点であり、だからこそ皆さんの若い力が必要なのです。

科学に基づいた新しい治療法を確立するには、研究・開発から実社会で患者さんに貢献するまで、非常に複雑なプロセスを経る必要があります。これは到底一人の力では成し遂げられないことから、私たちが求める人材は、みんなで力を合わせ、一人で到達できるゴールよりも更に高いゴールに到達することをめざすという、コラボレーションに喜びを感じ、仲間と一体となって働ける方です。

会社では、それぞれの分野の専門性を持った方々が集まり、お互いが切磋琢磨してチームとして一つのゴールに向かって活躍していただきたいと思います。その中で、異なる経験を積むためのキャリアを考えられるような環境を提供します。新しい働き方に向けた施策としては、戦略・人材・制度・組織に焦点をあて、戦略に基づいた機動的な人員の配置のための人材ポートフォリオの構築と運用をめざしており、社員が主体的にキャリア形成を実現できる仕組みと支援を行うタレントマネジメント体系を整備しています。また、成長意欲の喚起と会社の競争力の強化をめざした人事制度の設計や自由闊達な風土とスピークアップカルチャーの醸成を行っていく企業風土改革の推進にも取り組んでいます。

さらに私たちは、製薬という科学の最先端の基盤を使い、当社のミッションを達成していきます。そこにはデジタル化、AI、新しい顧客体験の提供など、従来の製薬企業とは異なる視点でビジネスを展開していこうとする気運にあふれた会社をめざしています。

さらに当社の工場や本社機能の中で、グループ全体としてカーボンニュートラルをめざし、再エネ由来電力への切り替え、社有車の次世代自動車への切り替え、環境負荷配慮製品の活用などを行っています。

医療ニーズの高度化や創薬モダリティの多様化などにより新薬開発の難易度が高まる中で、継続的に患者さんに貢献する医薬品を創出することは非常にチャレンジングであり、そのためには新しい力が必要です。この様々な環境変化を共に乗り越えていくために、柔軟な発想を持ち、失敗を恐れず果敢に取り組むことができる皆さんをお待ちしています。

田辺ファーマの新たなステージを切り拓き、継続的に新薬を創出することで、患者さんとそのご家族、そして社会に一緒に貢献していきましょう。