当社は、世界で最も歴史ある製薬企業の一つとして、「かつてない治療の選択肢」を数多く届けてきました。それは、「治らない」をなくすだけでなく、「選べない」をなくしてきた歴史です。MISSION「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」に応える新薬をこれからも世界に向けて継続的に創製します。
研究開発テーマの選定にあたっては、アンメット・メディカル・ニーズの大きさ、科学的根拠、患者さんへの提供価値を重視するとともに、社内の審議プロセスを通じて優先順位を定め、限られた研究資源を効果的に配分しています。
疾患領域については、「中枢神経」および「免疫炎症」の2つを重点領域に掲げ、注力しています。同時に、がんなどの新領域や新モダリティ※についても取り組んでおり、次の柱となる領域・技術を見極めていきます。
- モダリティとは低分子化合物、中分子、抗体医薬、核酸医薬、遺伝子治療といった治療のための創薬の手段。
創薬活動においては、創薬ターゲットの設定や新技術獲得の機会を広げるため、「湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)」など、新たなシナジーを創出しやすい環境の整備を進めています。あわせて、産学官連携によるオープンシェアードビジネスを推進し、外部の創薬リソースも積極的に活用しています。
これらの取り組みにより、新たな治療選択肢となり得る医薬品をスピード感を持って創製し、患者さんの治療満足度の向上と社会保障への貢献を通じて、持続可能な社会の実現をめざします。
当社は、これまでに炎症性腸疾患や多発性硬化症といった難病に対して治療選択肢を生み出してきました。
当社は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対する治療薬としてエダラボンを創製し、日本をはじめ複数の国・地域で治療選択肢を提供してきました。
なお、エダラボン事業については、2025年12月に塩野義製薬株式会社へ譲渡しましたが、本事業承継後も治療薬の供給体制に変更はなく、患者さんへの影響が生じないよう配慮されています。
当社は今後も、難病・希少疾患を含むアンメット・メディカル・ニーズに応えることを研究開発の重要なテーマと位置付け、オープンイノベーションや新技術を活用した創薬に取り組んでいきます。
日光を浴びることによって痛みを伴う皮膚症状がみられる赤芽球性プロトポルフィリン症およびX連鎖性プロトポルフィリン症に対する新たな治療選択肢として、デルシメラゴンを開発しています。本剤については、2026年1月に国際共同第3相臨床試験(INSPIRE試験)のトップライン結果を取得しました。
また、本剤は、希少疾患である全身性強皮症(皮膚や内臓の硬化を特長とする疾患)に対する治療薬としても開発を進めており、2021年に臨床試験を開始しています。
今後もMISSIONの実現をめざして研究開発に取り組み、難病と闘う世界の多くの患者さんとご家族に希望ある選択肢を届けることで、健康で持続可能な社会の実現に貢献していきます。
新薬創製を取り巻く環境は大きく変化しており、その難度は年々高まっています。そのような状況においても、患者さんや医療現場に価値ある新薬を持続的に届けていくため、当社ではオープンイノベーションを積極的に推進しています。
2019年5月には、「湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)」(神奈川県)内に戦略的研究開発拠点を設置しました。製薬企業や創薬ベンチャー、創薬支援サービス、研究機器・医療機器、AI・IoT関連企業などとの人的ネットワークを構築し、協業機会の創出・拡大を図っています。
2025年度の主な提携
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発表日 |
提携内容 |
提携先 |
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2025年7月 |
Veneno Technologies株式会社 アルファフュージョン株式会社 |