廃棄物の削減および資源循環の推進は、環境負荷の低減と持続可能な社会の実現に向けた重要な取り組みです。当社グループでは、医薬品の研究・製造において資源の有効利用を推進し、循環型社会の実現に向けて取り組んでいます。

環境中期行動計画25-30においては、廃棄物の最終処分量の削減および再資源化率の向上を目標に掲げ、「3R(リデュース、リユース、リサイクル)+Renewable」を軸とした取り組みを推進しています。

廃棄物削減目標

  • 廃棄物最終処分量を2023年度比で2030年度までに10%削減(グローバル)
  • 廃棄物再資源化率を2030年度までに65%以上に(グローバル)
  • 廃プラスチック類の再資源化率を2030年度までに65%以上に(国内)

廃棄物の適正管理

当社グループは、排出事業者として、廃棄物の収集運搬・処分委託契約の締結や電子マニフェストの運用などを適切に実施し、廃棄物の管理を行っています。

処分委託先の選定にあたっては、契約締結に際して事前に現地確認を実施するとともに、再資源化に積極的に取り組む事業者を優先的に採用しています。

2025年度のグローバルにおける最終処分量は、2023年度比で44%減少しました。また、廃棄物の再資源化率は、インドネシア工場における取り組みの進展により65%へ向上しました。

さらに、製造工程において回収溶媒や撤去機器を廃棄物から有価物へ切り替える取り組みなどを進め、2025年度は国内で333tを有価物として処理しました。

今後も、処理方法や委託先の見直しなどを行い、再資源化率の向上と最終処分量の削減に努めます。

廃棄物発生量・再資源化率(グローバル)

廃棄物最終処分量(グローバル)

プラスチック使用量の削減と再資源化の推進

近年、プラスチックごみが海洋へ流出し、長期滞留することによる環境汚染が世界的な問題となっています。また、化石資源を原料とするプラスチックの焼却は、温室効果ガスの排出増加にもつながります。

当社グループでは、これらの問題への対応として、医薬品包装に使用するプラスチック素材の改良や廃プラスチックのリサイクルに取り組んでいます。

2025年度の国内におけるプラスチック廃棄物の再資源化率は18%となりました。引き続き、再資源化の拡大に向けた取り組みを検討しています。

また、当社グループは、2022年4月施行の「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に基づき、廃プラスチックの適正管理を実施しています。2025年度の排出量は、田辺ファーマ株式会社が97t、田辺ファーマファクトリー株式会社が103tでした。

廃プラスチック排出量と再資源化率(国内)